2010年 12月 12日
グリーフセラピー |
グリーフカウンセリングセンターの鈴木先生のお話をお聞きして、
グリーフケアに必要なことが、ヒプノセラピーのセッションで可能であるということがわかりました。
特に、流産死産新生児死を経験した方には、
ヒプノセラピーで行われるグリーフセラピーが、
心の癒しにつながると、確信しました。
グリーフセラピーとは、
ヒプノセラピーによってイメージする世界の中で、
亡くなった魂とコミュニケーションを取り、
お互いの絆を確認するというセッションです。
「亡くなった魂と会う」tなんていうと、
怪しげなスピリチュアルカウンセリング?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ヒプノセラピーで行うセッションは、
全て、クライアントさんご自身が、ご自身の潜在意識の中からわきおこるイメージから、
メッセージを受け取るという、心理療法です。
ヒーラーやチャネラーが霊視するというものではありません。
ヒプノセラピーについては、また詳しくご説明したいと思いますが、
つまり、
このセッションは、ご自分のイメージの中で、亡くなった魂と向き合うことで、
絆を確信し、その絆を胸に、これからの人生をその絆と共に前向きに歩いて行くための
お手伝いをするものです。
誕生死でお子さんを亡くされた方の心を辛くするのは、
「一緒に生きた証がない」
「思い出がない」
「亡くした赤ちゃんの存在した証がない」
そんな、誕生死ならではの喪失感が大きく影響しています。
私は、13年前に三男の誕生死を経験し、
2年前に父を亡くしました。
もちろん、親を亡くしたことは私にとって大きな喪失であったし、
悲しみはとても深いものでしたが、
私には、父との思い出がたくさんあります。
父と過ごした宝物のような時間がたくさんあります。
父の顔も知ってるし、父の声も、父の温もりも知っています。
だからこその寂しさもありますが、
確かな絆を思うことで、心が満たされていくのがわかります。
ところが、24週で亡くした三男と共有した思い出はないのです。
どんな声なのか、どんなふうに笑うのか、どんなぬくもりなのか、
何も知りません。
この二つの死には、
大きな違いがあるように思います。
時間と共に、私は誕生死から乗り越えることができましたが、
何かぽっかりと空いたような感覚は、
ずっと残ったままでした。
そこで、ヒプノセラピーで、グリーフセッションを経験してみることにしました。
長くなったので、私のグリーフセッションの体験については、
また次回、お伝えしますね。
by aserenityprayer
| 2010-12-12 11:31
| 【学】ヒプノセラピー