2010年 05月 16日
今の時代に『もらい乳』 |
私が出産した時はちょうどお産の切れ目だったようで、
入院しているママは他にいませんでした。
ペンションのような一室を私と赤ちゃんが独占です。
初めての育児・・・。
まずはおっぱいで悪戦苦闘です。
お互い初めてなので、なかなかうまくいきません。
それでも先生は根気強く赤ちゃんにおっぱいをくわえさせます。
「あんた、へたくそやなあ~」と言う先生の言葉もなんのその、汗だくで格闘です。
体重が減ってきて、黄疸も少し出てきたのを見て先生は、
なにやら黄色い液体の入った哺乳瓶を持ってきました。
「これ、おととい退院した○○さんのおっぱい。
ようさん出てたから、冷凍させてもらっといたんよ。
これ、飲ませなさい。」
○○さんと言えば、母親学級でも何度かお話したことのある3人目を出産した人です。
『もらい乳』・・・はじめはちょっとびっくりしたんですが、
これも助産院ならでは!
たっぷり栄養と免疫の入った色の濃い初乳をしっかり『もらい乳』させてもらいました。
このお乳が美味しかったからか、栄養補給して俄然力が湧いてきたのか、
長男は2~3度『もらい乳』をした後は、力強くおっぱいを吸い始めました。
先生が施してくれたおっぱいマッサージも功を奏して、それからの授乳はとても順調になり、
私たち母子の長い長いおっぱい生活が始まったのでした。
by aserenityprayer
| 2010-05-16 09:43
| 【命】長男の誕生にまつわるお話