2010年 05月 26日
高熱、時間外診療、そしてドクターへの不信感 |
いつものように長男とベビースイミング行って、
プールの中にいる時からその予兆はありました。
水の中にいるにもかかわらず、身体がやけに重く感じます。
そして、その水がとても冷たく、身体にチクチクと刺さるようです。
その感覚はどんどんひどくなります。
それでも、プールの中でキャッキャとはしゃぐ長男と居ると、
途中で切り上げてプールを出ると言う考えには及びませんでした。
とにかくクラスが終わるまで頑張ろうと・・・・。
クラスが終わって、脱衣室で着替えをするころには、もう確実でした。
(熱が出てきた・・・・)
家に帰ってすぐにリビングに布団を敷き、
長男の相手をしながらもとにかく布団にくるまり、
寒気と節々の痛みで震える体を落ち着かせようとします。
病院に行くことも頭によぎったのですが、
とても長男を連れて、病院に行くことなどできないくらい、身体は弱っていました。
いつもの友人は仕事です。
もう一人、東京に住んでいる大阪時代の友人に連絡してみました。
彼女は主婦でしたが、子どもはいません。
用事があってすぐには行けないけれど、夕方には来れるとの返事をもらいました。
とにかく、彼女の到着を、高熱で唸りながら待ちます。
心配はただただ、お腹の双子のことでした。
夕方、友人が到着しました。
長男を彼女に託し、
私はすぐに支度をして病院に向かいました。
もちろん、診療時間はとっくに終わっているので、
救急外来です。
足もとも覚束ないほどふらふら、目もうつろの状態で診察室に入りました。
この日の産婦人科の救急担当は、どうやらこの国立病院の産科部長の先生のようでした。
ドクターの胸の名札に「部長」と書いてあったことを覚えています。
白髪で眼鏡をかけた年配のドクターは私の39度もある熱をみて、
「熱が出始めたのが午前中だったなら、どうして診療時間内に来ないの?」
私も言い返します。
「2歳の子どもがいて、とてもこの熱で一緒に連れてくることができなかったんです。」
「できないったって、しなきゃならないことはしなちゃならないんだよ。
どにかく、時間外に来たって、なんの検査もできないし、薬しか出せないんだよね。
いい?わかってる?あなた妊婦でしょ?
上の子がどうのこうのなんて言いわけにならない。
高熱になる前に病院には来なきゃならないんだよ。
しかも診療時間内にね。
高熱は赤ちゃんに影響するんだよ。
今頃来たって、しょうがないんだよ。
とりあえず、薬出しとくから。
明日もう一回、診療時間内に検査にきて!今日は何もすることがない!」
こんなに身体が苦しいのに、
こんなにお腹の双子のことを心配しているのに、
こんなに這うようにしてドクターを頼りに病院に来たのに、
何故、ここまでひどい言葉で怒られなければならないのか、私には理解できませんでした。
この時大量に出された薬も、
何やら毒を飲まされるのではないかと言う気持ちにもなり、
飲む気になりませんでした。
(何のためにここに来たんだろう・・・・)
by aserenityprayer
| 2010-05-26 07:56
| 【命】次男の誕生にまつわるお話